Webサイトでも、広告でも、自社のサービスはこんなに良いのに、どうも魅力が伝わっている気がしない。と感じる人もいると思います。そんな時にPR系の文章を書く際のご参考に頂ければと思い、私がお客様のサイト制作時にお伝えしてきたポイントなどをまとめました。これからサイトを制作する、自社or自社のサービスをPRするために広告を打つ、クラウドファンディングをはじめる、という時は、それぞれのポイントを自分で検討し、ピックアップし、分析してみてください。
目次
ネガティブポイント(デメリット)を払拭し、読み手の心理に働きかける文章を書く
ネガティブポイント(デメリット)があると、人は行動に移しません。そのためネガティブポイントの払拭をすることが重要になります。
具体的にいうなら、高価なものを売りたい時に、お金の心配を払拭する。というのもその一つ。かの有名な「じゃぱネットたかた」さんでは、分割払いを思いっきり前面に押し出し、さらに、分割手数料が気になる方の、ネガティブポイントを払拭するために、分割手数料を無料にして、高らかなハイトーンで「分割手数料無料」を何度も表明し、ネガティブポイントを払拭していったのです。それでどうなったかは、皆さんご存知なのでここでは割愛いたします。このようにターゲットのどこをネガティブポイントになり得るか?を分析することは、大変重要になってきます。
この層に購入して欲しいけれど、ここがネックになる(または、なり得る)ということを、ブレインストーミングなどでピックアップすると良いと思います。
具体的に使っているイメージを思い浮かべられるように書く
これは提供しているものや、サービスによりますが、具体的に製品やサービスを使用した際の状況をユーザーが思い浮かべられるようにすると、ユーザーは、自分が使っている場面をイメージしはじめます。そうすれば、購入率があがるというのは、マーケティングでは常識的なことですので覚えておくと良いと思います。
納得できる(説得する)文章であるか?
お客様は納得しなければ購入したり、利用したりしません、そのため納得させることが大切な要素の1つとなってきます。納得いかないうちにあまり買い物はしませんよね?
そこで重要になってくるのは、「一(いち)消費者・利用者の目線で、納得してもらえる文章を書くこと。」です。例えば競合企業や、似た事業のLP(ランディング)や、ショッピングサイトを覗いて、どんな事を言っているのか研究し、自分のお客様はどういったことを書いたら納得できるか想像し、納得してもらえる文章を書いてみて下さい。ターゲットなどにより納得できる要素が異なるので、他のサイトを見て、どこをターゲットにしているか、分析してみることも参考になります。
自分が伝えたいことと、お客様が知りたいことは異なるかもしれないということを認識すること
サイト制作を受けていると、よく言われるのがここにこれを入れたい、ということですが、時々「それはユーザー側が知りたいことなのか?」と、少し疑問が残るリクエストを頂くことがあります。お客様が一番に知りたいのはそれですか?それはあなたが推したいだけなのではありませんか?というものです。
例えば、会社紹介のページで、一番利用率の高いサービスなどを後ろにもってきて、あまりお客様が興味が無さそうなものをサイトの一番目立つ所におく、という場合、もし、あなただったら、そのサイトのサービスを魅力的に感じますか?
人はそのサイトを開いた時に、知り合いだとか、紹介されたページだとか、そういった場合は、少し丁寧に見ますが、検索やちょっとSNSで気になったから開いてみるという時は、3秒でそのサイトの続きを見るかどうか決めてしまいます。
その時に、一番目立つ所にお客様が求めることが書いていない場合には、そのまま離脱されます。現代人は忙しいので、ここに目的のものがあるかもしれないと思っても、さっと見て、フックにかからなければ出て行ってしまうのです。
そのため、目立つ所にはお客様が一番欲しているものをおいて置く方が良いでしょう。
そこでフックがかかり、先まで読んでもらえます。そして自分に必要なものであれば、製品なり、サービスを利用して頂ける訳です。
ポジティブな事や、メリットを語る
ユーザーが使ったイメージ、そのサービスが作り出す物や出来事などを「具体的」に示すことにより、ユーザー側で認識(イメージ)しやすくなり、購入率につながりやすくなります。その際ネガティブな感じで語ってしまうと、「そうなりたい」と思う人は少なくなるので、その製品やサービスを使ったときの明るいイメージを語りましょう。
例えば、使い心地が良い、普段の生活が楽しくなるなど、こういった表記は様々な所で見かけます。試しに楽天のよく売れているサイトを見て探してみてください。例えば、モテワンピというのも、これ着たらモテるを連想させているのです。また、◯◯や、◯◯の場面で活躍しそう、という言葉も同じで、メリットなどを具体的に示しています。
会社の求人情報であれば、その会社ならではのメリット、その経験により身に付くスキルなどを少し書くだけで違います。
いかがでしたか?ポイントとしてはたくさんありますが、一度コツを掴めば大丈夫です。様々なサイトや広告を見て研究してみて下さい。