前回のブログ インターネットの海で読んでもらえるブログやサイトのコンテンツを書く方法 (1) ータイトル編ー  でもお話ししましたが、今やインターネットは海が見えないほどに浮かんだ記事でいっぱいです。その中で、このブログを最後まで読もうと思ってもらえるには、どうしたら良いか?というと、検索でも更新履歴から入ってくるにしても、ファーストインプレッション(第1印象)で心をつかむことです。

人は3秒でそのWebサイト・ブログの第一印象を決めてしまいます

よく、人の印象は◎秒で決まる、なんて記事がバズッたりしていますが、ブログも一緒です。タイトルで興味を持って開いてもらっても、(・x・ノ)ノ⌒ポイッ ◆ってされることもしばしばです。そのため、最後まで読んでもらおうと、広告記事などはあの手この手をこらしています。

すぐにポイされない文章を書くには?

皆さんも経験あると思いますが、読んでいて「ん?タイトルと違う、なんか壮大に語り過ぎ……。」などと思うことはありませんか?自分の力量より大風呂敷をひいてタイトルを書いたは良いけど、中身が伴っていかないとか、何が言いたいのか分からないなんてものもあります。また文体が整わない、そしてつまらない…と、こういう記事はすぐに (・x・ノ)ノ⌒ポイッ ◆ とされてしまいます。

そこで、ポイされないために重要な点をまとめてみました。

ポイされないためにはとりあえず写真で目を引く

ファーストインプレッションの中には、もちろんトップに持ってくる写真というものも重要になってきます。なるべく写真はあった方が良いです。また、更新履歴に写真が出る場合があり、例えばSNSでも画像付きのもののクリック率が良いことがわかっています。

文章構成は迷ったらやっぱり原点に返ろう

たまに、文章構成が良く分からず、なんだかまとまらない文章になっているものがあります、実はプレゼン資料(営業資料)などにも共通することですが、そういった文章は、大抵「起承転結」というか文脈が成り立っていないことがあります。しかも肝心な部分を書かずに終わり、読んだ後に「で?」となるのです。起承転結(もしくはニュース記事などに使われる手法、5W1H(Hは省略化)でも可)、実際はこれをアレンジしたもので「転」を省略すると書きやすくなります。

ただし、結果を最初に小出しにして、下に読ませる方法もアリ

この文章は一体何が言いたいの?と思わせないために、最初にある程度結果を書いてしまう方法もあります。最近はビジネス文書でも記事などでもこのスタイルのものが多く見られます。これもインターネット時代の技の一つで先に結論を持ってくると離脱率が減り、また先に結果を知ることで後から読む文章の理解度が良くなるため、下まで読ませることができるのを狙った手法です。

ブログに限らず、企画書などビジネス文書はこちらの手法が良いでしょう。その場合、全部書いてしまうと、読んだ時点でページを閉じてしまうので、媒体により、小出しにしたり、途中にちりばめて最後の方で全てがわかるようにすると良いと思います。

構成を考える上では、慣れていない人は起承転結のポイントを先にあげて、結の概要を書き出しにもってくると割と書きやすいと思います。

起承結で書く場合

  • 起…きっかけや、導入。
  • 承…起で書いたことの解説や、問題点、感想などを記述。
  • 結…全体のまとめなど

5W1H(5W2Hなど変化形あり)で書く場合

When(いつ) Where(どこで) Who(誰が) What(何を) Why(なぜ)How(どうやって)の順で書くというものです。こちらの方が内容によっては書きやすい場合があるので、使い分けてみて下さい。

まずは文章を書く時に、上記のパターンを構成から考えてみて下さい。そして、どう書いたら、興味を持って下の方まで読んでもらえるか考えると、意外に書きやすいことがあります。

時にはストーリーがないものも重要

例えば、どんなことをしているか?がPR要素の1つとなる場合には、その活動自体の報告だけで重要なことがあります。こういった場合には、特にストーリーは要らないですね、といっても、読み手が知りたいであろうことを書かないと、やはり、読まれなくなってしまうので、ある程度は今回のブログの内容を応用して頂けるのでは無いかと思います。

例えば、NGOの活動をブログで書くとして、どこどこで何々しましたというブログがあれば、それはNGOさんにとっては、1つの活動のアピールですので、ストーリーは要らないですよね。もちろん、たまにはストーリーのあるものを入れるのも効果的ですが……。

ただし、例えば寄付を考えている人がいるとして、活動ブログを読んで「地下◯mまで掘って、水が出るようにしました」という内容だけだと、寄付するか?というと、まぁ、する方もいらっしゃるでしょうし、他の情報を見てからこのブログを見た場合は、するかもしれませんが、私だったら少し考えてしまいます。

できれば

結の概要

今日は先日井戸を掘り村人の生活にどのように良い影響があったか、作業内容と共にご紹介します。


活動のメインの報告「今日は井戸掘りをしました」


今までどうだったのか?「10キロ離れた所まで水を運んでいました」
それによって起こっていた問題点「主に水をくみに行くのは子どもなので、学校にも行かず水汲みをしている」


どのようになったのか?「何人の村人たちの水をこの井戸で供給を賄え、子供達が水をくみにいかなくて済む、学校にも行けると喜んでいました。」

ぐらい書くと、ちょっと惹かれるのでは無いでしょうか?

人が読みやすい文章とは?

色々メディアでも書いてきましたが、大抵文章を書くにあたっての決まり事があります。場合によっては数字の使い方とか、3点リードは2回入れろとかあるのですが、大抵は1ブロック100文字から150文字くらいで、一回、空行を入れるように言われます。

余談ですが、Twitterはよく日本人に好まれているといわれていますが、これは1ブロックに最適な140文字だからでは無いかと思ってます。英語で呟くと、日本語と英語では同じことをいうための文字数というのが違い、英語の方が情報の密度が低いので、すぐにツイートの上限に達してしまいます。密度の関係性については、こちらのTogetterまとめがわかりやすかったのでご紹介しておきます (日本語でなければTwitterはこんなに楽しくない? 140文字の「重み」を言語毎に比較 – Togetterまとめ http://ow.ly/sDm8301clJD

Twitterからもわかるように、だいたい100文字から150文字が良いのですね。ただ、ブログの場合は、モバイルで読む人の為に、一文で改行するという手法もあり、これはこれで良いと思いますが、ある程度のブロックで空行を入れるようにすると読みやすくなります。たまに1行ごとに空行入れる人がいますが、あれはかえって読み辛い場合があるので、ターゲットによりやめた方が良いと思います。

ちなみに、場合やターゲットによっては40文字で1文とし改行するということもあり得えます。例えば20代・30代の女性向け求人で、スマホアクセスを考えると一文が短く内容が箇条書きのように書いてある方が良いことがあります。こういう場合は、空行とブロックはバランスを見ながら入れていきます。

ビジネス用の文章は細かく書いたら訴求できなくなります

しかし、ビジネスアピールで文章を短くして、一文ごとに改行を入れていくと、ちょっと違った感情を抱かせてしまうことがあるので、自分のターゲットが読みそうな記事や、ブログを見て、文字数や、ブロックを決めると良いと思います。しかし目エールはその限りではなく読みやすさが優先となるなど、あくまでTPOが大事です。

ぜひ、色々なブログやメディアを見て、どんな文章が読みやすく、どういう書き方だと最後(大部分でも良いです)を読んでもらえるか観察してみてくださいね。